東京科学大学ウイルス制御学分野 Department of Molecular Virology, Institute of Science Tokyo
細菌やウイルスといった病原微生物による感染症の流行は、古代から人類の歴史に多大な影響を及ぼしてきました。しかし、人類はどんな困難な状況においても科学とともに進歩を続け、病原体に関する理解を深めるとともに、公衆衛生の向上や抗生物質、抗ウイルス薬、ワクチンの開発に取り組み、感染症に関する様々な課題を克服してきたことを忘れてはなりません。
本分野では、ウイルスの病原性を支配する分子メカニズムの解明を主要な研究テーマに掲げ、最先端の技術を駆使して研究および学生教育に取り組んでいます。その中で、次世代を担うウイルス学研究者の育成に注力し、科学の歴史を未来へと受け継いでいくことが、私たちの使命です。